自宅の駐車場や月極駐車場に、長期間動かしていない車はありませんか?
「バッテリーが上がって動かない」
「車検が切れている」
「何年も放置しているけど売れるの?」
「査定前にエンジンをかけた方がいい?」
と悩まれる方も多いと思います。
結論からお伝えすると、長期間動かしていない車でも売却できる可能性は十分にあります。
ただし、無理にエンジンをかけたり、公道を走らせたりすると、故障や事故につながる可能性があるため注意が必要です。
今回は、長期間動かしていない車を売るときの注意点や、査定前に確認しておきたいポイントについて分かりやすくご紹介します。
長期間動かしていない車でも売却できる
数か月から数年間動かしていない車でも、売却できる可能性があります。
エンジンがかからない車や車検切れの車であっても、車種や年式、走行距離、グレード、部品の需要などによっては買取価格が付くことがあります。
特に、次のような車は、長期間動かしていなくても需要がある場合があります。
・人気車種
・年式が比較的新しい車
・走行距離が少ない車
・海外需要がある車
・希少なグレード
・純正部品が残っている車
・修理して再販売できる車
・部品取りとして価値がある車
「動かないから値段は付かない」と自己判断して、そのまま廃車にしてしまうのはもったいない場合があります。
まずは買取店に相談し、現在の価値を確認することが大切です。
無理にエンジンをかけない方がよい場合がある
長期間動かしていない車を売る前に、エンジンがかかるか確認したくなる方も多いと思います。
しかし、保管期間が長い車は、無理にエンジンをかけない方がよい場合があります。
長期間放置された車では、次のような不具合が起きている可能性があります。
・エンジンオイルが劣化している
・冷却水が減っている
・燃料が劣化している
・バッテリーが完全に上がっている
・ベルト類やゴム部品が傷んでいる
・小動物が配線をかじっている
・エンジン内部に不具合がある
・マフラーやエンジンルームに異物が入っている
このような状態で無理に始動すると、故障が悪化する可能性があります。
保管期間が長い場合や、車の状態が分からない場合は、査定担当者や整備業者に確認してもらう方が安心です。
ブースターケーブルの使用にも注意
バッテリーが上がっている場合、ほかの車とブースターケーブルで接続してエンジンをかける方法があります。
しかし、接続方法を間違えると、ヒューズやコンピューター、電装品を故障させる可能性があります。
特に、ハイブリッド車や輸入車、電子制御の多い車は注意が必要です。
また、長期間放置されたバッテリーは劣化しており、充電しても正常に使用できない場合があります。
査定のためだけに新品バッテリーへ交換しても、交換費用以上に査定額が上がるとは限りません。
無理に自分で作業せず、まずはそのままの状態で相談することをおすすめします。
車検切れの車は公道を走れない
長期間動かしていない車は、車検が切れていることがあります。
車検が切れた車は、そのまま公道を走行することはできません。
自賠責保険も切れている状態で公道を走ると、大きな問題になる可能性があります。
「近くの買取店まで少しだけだから」
「動作確認のために自宅周辺を走るだけ」
という場合でも、公道を走らせないようにしましょう。
車検切れの車を移動させる場合は、積載車やレッカー車などを利用する必要があります。
出張査定に対応している買取店であれば、車を動かさずに査定を受けられます。
タイヤの状態を確認する
長期間同じ場所に駐車していると、タイヤに負担がかかります。
空気が抜けているだけでなく、ひび割れや変形が起きている場合もあります。
特に、次のような状態では、無理に車を動かさない方が安全です。
・タイヤの空気が完全に抜けている
・側面に大きなひび割れがある
・タイヤが変形している
・ホイールが地面に近い状態になっている
・タイヤ周辺に異物がある
・タイヤが地面に固着している
タイヤが劣化した状態で走行すると、破裂や事故につながる可能性があります。
査定前にタイヤを交換する必要はありませんが、査定担当者には状態を伝えておきましょう。
ブレーキが固着している可能性もある
長期間動かしていない車では、ブレーキが固着してタイヤが回らなくなることがあります。
特に、雨に当たる場所で保管していた車や、サイドブレーキをかけたまま長期間駐車していた車は注意が必要です。
無理にアクセルを踏んで動かそうとすると、ブレーキやタイヤ、駆動系を傷める可能性があります。
また、急に固着が外れて車が動き出す危険もあります。
車が動かない場合は、力ずくで動かそうとせず、積載車や専用の器具を使用できる業者へ相談しましょう。
ガソリンは劣化することがある
ガソリンは長期間保管すると、少しずつ劣化することがあります。
劣化した燃料は、エンジンのかかりが悪くなったり、燃料系統の不具合につながったりする場合があります。
特に、数年間動かしていない車は注意が必要です。
エンジンをかけるために新しいガソリンを追加しても、タンク内の古い燃料がなくなるわけではありません。
また、保管状態によっては燃料タンク内に水分や錆が発生している可能性もあります。
長期間放置していた場合は、無理に始動せず、保管期間を査定担当者に伝えるようにしましょう。
エンジンルームを開けるときの注意
長期間動かしていない車のエンジンルームには、小動物や虫が入り込んでいる場合があります。
配線や断熱材が傷んでいたり、枯れ葉や巣が作られていたりすることもあります。
エンジンルームを確認するときは、手を奥まで入れず、目で確認する程度にしましょう。
特に、次のような状態が見つかった場合は、エンジンをかけない方が安心です。
・配線が切れている
・焦げたような跡がある
・液体が漏れている
・枯れ葉や紙などが大量にある
・ベルトが外れている
・異臭がする
・小動物の巣がある
異常がある場合は、その状態を写真に撮っておくと、買取店へ説明しやすくなります。
車の下に液漏れがないか確認する
長期間駐車している車の下に、液体の跡がないか確認しましょう。
車の下に黒い液体や赤色、緑色などの液体が見つかった場合、オイルや冷却水などが漏れている可能性があります。
液漏れがある状態でエンジンをかけたり、車を動かしたりすると、故障が悪化する場合があります。
また、漏れた液体は滑りやすく、火災や環境への影響につながる可能性もあります。
液漏れを見つけた場合は、触ったり水で流したりせず、査定担当者や整備業者に相談しましょう。
洗車や掃除はできる範囲で十分
長期間動かしていない車には、ほこりや汚れ、落ち葉などが付着していることがあります。
査定前に簡単な掃除をしておくと、車の状態を確認しやすくなります。
ただし、無理に高額なクリーニングやコーティングを行う必要はありません。
次のような簡単な作業で十分です。
・車内のゴミや荷物を片付ける
・個人情報が分かるものを降ろす
・落ち葉や大きな汚れを取り除く
・車内を軽く掃除する
・ナンバープレートが見える状態にする
・車の周囲を片付ける
タイヤが動かない車や液漏れがある車は、洗車によって状態が悪化する可能性もあるため、無理に作業しないようにしましょう。
駐車場所を伝えておく
長期間動かしていない車を査定してもらう場合は、車の状態だけでなく、駐車場所の状況も伝えておくことが大切です。
例えば、次のような情報です。
・立体駐車場に停めている
・地下駐車場にある
・狭い道路の奥にある
・タイヤが動かない
・ハンドルロックがかかっている
・鍵がない
・前後に車が停まっている
・車高制限がある
・積載車が入れない可能性がある
買取店が引き取り方法を考えるために必要な情報です。
事前に車や駐車場の写真を送っておくと、スムーズに対応してもらえる場合があります。
鍵がない車でも売却できる?
長期間放置しているうちに、車の鍵を紛失してしまうこともあります。
鍵がない場合でも、車種や状態によっては売却できる可能性があります。
ただし、鍵がないと車内やエンジンの状態を確認できず、引き取りにも追加作業が必要になるため、査定額に影響する場合があります。
売却前に高額な費用をかけて鍵を作成しても、その費用以上に査定額が上がるとは限りません。
まずは鍵がないことを買取店に伝え、そのまま査定を依頼しましょう。
必要書類を探しておきましょう
車を売却する際には、車検証などの書類が必要になります。
長期間動かしていない車は、書類の保管場所が分からなくなっていることがあります。
査定前に、次のものがあるか確認しておきましょう。
・自動車検査証
・自賠責保険証明書
・リサイクル券
・自動車税の納税に関する書類
・取扱説明書
・整備記録簿
・スペアキー
・印鑑登録証明書
・実印
・委任状や譲渡証明書
必要な書類は、普通車と軽自動車、車の名義などによって異なります。
書類が見つからない場合でも、再発行できるものがありますので、まずは買取店へ相談しましょう。
車の名義を確認する
長期間放置されている車では、車検証の名義が現在の使用者と異なっている場合があります。
例えば、次のようなケースです。
・亡くなった家族名義の車
・以前勤めていた会社名義の車
・ローン会社や販売店名義の車
・親や配偶者名義の車
・引っ越し前の住所のままになっている車
本人名義でない車は、所有者の同意や追加の書類が必要になることがあります。
所有者が亡くなっている場合は、相続手続きが必要になる場合もあります。
査定を受ける前に、車検証の所有者欄と使用者欄を確認しておきましょう。
ローンが残っている車は売れる?
長期間動かしていない車でも、ローンが残っている場合があります。
車検証の所有者欄にローン会社や販売店の名前が記載されている場合は、所有権解除の手続きが必要です。
買取価格でローンを完済できる場合は、売却代金から残債を支払い、所有権解除を進められる場合があります。
買取価格よりローン残債の方が多い場合は、差額を用意する必要があります。
ローン残高が分からない場合は、契約しているローン会社へ確認しましょう。
放置期間や不具合を正直に伝える
査定時には、どれくらいの期間動かしていないかを正直に伝えましょう。
「数か月程度」
「1年以上」
「3年ほど動かしていない」
など、おおよその期間でも問題ありません。
また、分かる範囲で次の内容も伝えておくと、査定がスムーズです。
・最後に動かした時期
・動かさなくなった理由
・エンジンがかかるか
・事故や故障の有無
・警告灯が点灯していたか
・バッテリーの状態
・鍵や書類の有無
・車検が残っているか
・タイヤが回るか
不具合を隠しても、査定時や引き取り後に確認される可能性があります。
分かる範囲で正直に伝えることが、契約後のトラブル防止につながります。
修理してから売った方がよい?
長期間動かしていない車は、バッテリーやタイヤ、ブレーキなどに不具合が見つかることがあります。
しかし、売却前にすべて修理した方が得になるとは限りません。
修理費用をかけても、その費用以上に査定額が上がらない可能性があるからです。
特に、次のような修理は高額になりやすいため、先に査定を受けることをおすすめします。
・エンジン修理
・燃料系統の修理
・タイヤ4本交換
・ブレーキ修理
・バッテリー交換
・エアコン修理
・板金塗装修理
まずは現状のまま査定を受け、修理する場合と、そのまま売却する場合を比較しましょう。
自動車税はどうなる?
車を使用していなくても、登録されたままの普通車には自動車税がかかります。
「乗っていないから税金はかからない」とは限りません。
売却後の自動車税の扱いは、買取価格に含まれている場合や、月割り相当額が査定金額に反映されている場合など、買取店によって異なります。
軽自動車税には、普通車と同じような月割り還付制度はありません。
契約前に、自動車税の扱いが査定金額に含まれているか確認しておきましょう。
そのまま放置し続けるリスク
売却するか迷っている間も、車は少しずつ劣化していきます。
長期間放置を続けると、次のようなリスクがあります。
・バッテリーが劣化する
・タイヤがひび割れる
・ブレーキが固着する
・ボディに錆が発生する
・車内にカビが発生する
・小動物や虫が入り込む
・駐車場代がかかり続ける
・自動車税がかかる
・買取相場が下がる可能性がある
今後使用する予定がない場合は、状態が悪化する前に査定を受けることをおすすめします。
出張査定を利用すると安心
長期間動かしていない車は、無理に買取店へ持ち込まず、出張査定を利用するのがおすすめです。
出張査定であれば、車検切れやバッテリー上がりの車でも、保管場所で状態を確認してもらえます。
また、売却が決まった場合の引き取り方法についても相談できます。
査定を依頼するときは、次の内容を事前に伝えておきましょう。
・車種と年式
・走行距離
・保管期間
・エンジンがかかるか
・車検の有無
・鍵の有無
・タイヤの状態
・駐車場所の状況
事前に正確な情報を伝えることで、査定や引き取りがスムーズになります。
まとめ
長期間動かしていない車でも、売却できる可能性は十分にあります。
ただし、バッテリー上がりやタイヤの劣化、ブレーキの固着、燃料の劣化などが起きている場合があります。
状態が分からない車を無理に始動したり、車検切れのまま公道を走らせたりするのは危険です。
査定前に高額な修理や部品交換をするのではなく、まずは現状のまま買取店へ相談しましょう。
スマイルカーズ西淀川店では、長期間動かしていない車や、バッテリー上がり、車検切れ、エンジンがかからない車も丁寧に査定いたします。
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